【アメリカ現地校】最終学年の最終月イベントまとめ

アメリカの学校

こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。

僕は息子を日本の高校2年になるタイミングでアメリカにつれてきました。

6月(2023年)についに現地の高校を卒業しました。

アメリカの高校の最終学年は何かと忙しいのですが、最後の月はどんなイベントがあるのかをご紹介いたします。

ご紹介するのは息子の体験した例です。

\ この記事で分かること /

アメリカの高校の最終学年の最終月に経験するイベント
(ニュージャージー州の公立、パラマス高校の事例から)
 

結論:イベントリスト

アメリカは、地域によって学校のスタート月が違います。

息子の通うニュージャージー州のパラマス高校では学年のスタートと終わりは以下です。

ニュージャージー州パラマス学区域の学校期間(2023年)
9月5日  始業
6月22日 修了

最終月というのは6月になるわけですが、その6月のイベントに関して、4月末に学校から以下のようなメールが送られてきました。

ハイスクールから4月に送られてきた手紙

手紙の内容で紹介されていたイベントは以下です。

6月のイベント
・Prom
・Pool Day
・Senior Sunset
・School Visits
・Senior Picnic
・卒業式
・卒業旅行

これから個別に紹介していきます。

Prom

Photo by leah hetteberg on Unsplash
プロムとは
プロムは、アメリカやカナダの高校生が参加する一大イベントで、卒業を控えた生徒たちのためのフォーマルなダンスパーティーです。主に3年生と4年生が参加し、男性はタキシード、女性はドレスを着用します。プロムは年度末や学期末に開催され、会場は学校または高級ホテルなど様々です。パートナーとペアを組み参加するのが一般的で、友達同士で参加することもあります。このイベントは、高校生活の特別な思い出となり、友情や恋愛の場となります。

学校からのPromに関するお知らせは以下の内容でした。

お知らせには、上記の赤線部分にPromについて記載されています。

”Promに参加する生徒は、学校での朝食会がおわったら準備のために下校すること。Promに参加しない生徒は朝食会のあとは授業に戻ること。”

学校が主催しているPromは、教育の一環であることがわかります。

親としては少し残念だったのですが、息子はPromに参加しませんでした。。。

お知らせではどこに行くのか分からなかったので、カウンセラーの先生に聞いてみたところ、行った場所は以下だったそうです。

The One and Only Westmount Country Club | NJ Wedding Venue Facility
For over 50 yrs, the legendary One & Only Westmount Country Club has been a one-of-a-kind banquet facility for Modern We...

いわゆる結婚式場ですね。

Pool Day

Image by Andreas from Pixabay

卒業式である6月22日より前の、6月19日にPool Dayというものが開催されます。

学校にはプールはありませんし、体育でプールの授業もありません。

Pool Dayというのは、むしろちょっとしたイベント扱いになっています。

この行事のポイントは、

参加者は親が学校に連絡しなけれならない(つまり任意参加)
ということです。

その場合、以下のような”同意書”を学校に提出する必要があります。

Pool Day参加同意書のフォーム

学校の保護者向けのポータルサイトからフォームで、同意するかどうか(Agree)を選んで、一番下のUpdate Answersを押せばPoolに参加できるというわけです。

参加しない人は、学校に残るということになっています。

Senior Sunset

Photo by Eirene Thoms on Unsplash

Senior Sunsetは、アメリカの高校生が卒業を控えた4年生のために行われるイベントです。

学校からのお知らせは以下のようなものでした。

ここにはSunsetとSunriseのことが触れられています。

アメリカの学校は秋に始まり夏に終わります。

この最初と最後に同級生と日の出と日の入りを見に行こうというイベントですね。

Senior Sunrise
卒業を控えた4年生が、太陽が昇る時間に学校に集まり、一緒に朝食を食べたり、写真を撮ったりするイベントです。学校によって異なる日程で行われることがありますが、通常は学期の最初の週や最後の週に行われます。卒業を控えた4年生が、高校生活の最後の年を迎える前に、一緒に集まって思い出を作る機会となります。

Sunriseはお知らせの通り学期の始まる9月にありました。

Senior Sunset
卒業を控えた4年生が、太陽が沈む時間に学校に集まり、一緒に夕食を食べたり、写真を撮ったりするイベントです。学校によって異なる日程で行われることがありますが、通常は卒業式の前の週に行われます。卒業を控えた4年生が、高校生活の最後の年を迎える前に、一緒に集まって思い出を作る機会となります。
息子の通う高校は、卒業式の週に開催されました。

非常に残念ですが、息子はこのイベントもスキップしました。

School Visits

School Visitsに関する保護者への連絡

学校からの手紙には、赤線部分のように以下のように記載されています。

”卒業生(Seniors)は、以前に習っていた先生方に挨拶にいくことができます。(学区域内のMiddle Schoolである)East BrookとWest Brookはみなさんが顔を見せにくるのを待っています。この地元中学に通っていなかった卒業生は校舎に残っていて大丈夫です。”

ちなみに、うちの息子は、High Schoolの途中から編入しましたので、この行事には参加しません。

高校編入の単位互換についてご興味があるかたはこちらを参考にしてください。

このイベントも、Pool Dayと同様に任意参加です。

参加者は親が学校に連絡しなけれならない(つまり任意参加)

Pool Dayと同様に、保護者へのポータルサイトから以下のように”同意書”を事前に提出しなければなりません。

School Visits参加同意フォーム

Senior Picnic

Image by StockSnap from Pixabay

ピクニックはアメリカの高校で人気のある行事で、生徒が野外に集まり、食事やゲーム、交流を楽しみます。

場所
ピクニックは、公園、ビーチ、学校のグラウンドなど、さまざまな屋外で行われます。
食べ物
生徒たちは自分たちで食べ物を持ち寄るか、ポットラック形式の食事に参加することが多いです。一般的なピクニックの食べ物は、サンドイッチ、ポテトチップス、果物、デザートなど。
イベント・交流
ピクニックでは、フリスビー、バレーボール、コーンホールなどのゲームをすることもあり、学校によっては、音楽などのエンターテイメントを企画することもあります。

全体的に、高校のピクニックは、生徒が屋外で楽しみ、友人と時間を過ごすことができる楽しくカジュアルなイベントです。

息子の高校では、学校の校庭にフードトラックが来て、友達と食べ物を食べならワイワイ話をするという感じだったようです。

卒業式

Photo by Jane Carmona on Unsplash

アメリカの高校の卒業式は、生徒たちが一生懸命に学び努力した成果を祝う重要なイベントです。

ちなみに息子が参加した卒業式は、2023年6月22日に開催されました。

この様子に関しては詳しく記事にしてみましたので、よろしければこちらをご参照ください。

卒業式の時期は地域によってい違います。同僚のアメリカ人でアリゾナ在住の人の息子さんは、5月の半ばに卒業式があったそうです。

アメリカは住んでいる場所で学校の制度の非常に違ってきます。小学校や中学校の年数も違ってきます。

アメリカの高校の卒業式の流れ
アメリカの高校の卒業式では、卒業生たちは特別なキャップとガウンを着て入場します。開会宣言後、校長や優秀な生徒がスピーチを行い、各卒業生の名前が読み上げられて、ステージ上で卒業証書のカバーを受け取ります。全員の名前が読み上げられた後、卒業生はキャップから垂れ下がる紐(タッセル)を右から左へと移動し、卒業を象徴します。そして、卒業生全員が一斉にキャップを投げ上げ、式は閉じられます。

卒業旅行

Image by Andreas from Pixabay

息子が通っていた公共高校では、PTAが卒業旅行を主催していました。

学期が始まってから、”Project Guardian 2023”という名前でPTAが何度も親たちに呼びかけて企画をしていました。

アメリカの高校の卒業旅行は概ね以下のような感じです。

意義
高校の卒業旅行はアメリカではポピュラーな伝統行事で、生徒たちは高校生活の終わりを祝い、クラスメートと永遠の思い出を作る。このような旅行は、学校または保護者のグループによって企画されることが多く、行き先、アクティビティ、予算など、その内容は実にさまざまです。
”旅行”といっても、日帰りの学校も多いようです。ちなみに息子の学校も日帰りでした。
行き先
あくまで僕が今までNJの人から聞いたのは以下のようなところでした。

Philadelphia(フィラデルフィア):
歴史的な場所として有名です。映画ロッキーに出てくる階段で有名なフィラデルフィア美術館、アメリカ独立の象徴である自由の鐘がある独立記念館、独立の歴史を学べるフィラデルフィア歴史国立公園、などがあります。
個人的には、フィリーといえば”フィリーチーズステーキ”です。アメリカのソウルフードとして発祥の地であるこれは外せないです。

ハドソン川クルーズ:
夜のクルーズ船に乗るというものです。実はぼくも先日クルーズ船に乗る経験をしました。
規模的には高校生と同じようなものだと思います。少し写真を紹介します。

僕が実際に乗ったクルーズ船
クルーズ船のアクティビティといったら、
・食事
・音楽鑑賞
・Raffle(くじ引き大会)
というものが一般的ですが、何と言っても、夜景です。
先日僕が実際にのったクルーズ船から撮った夜景写真が以下です。
クルーズ船からのニューヨークの夜景
写真では表現できないほどの美しい夜景でした。
潮風を浴びながらこの夜景を高校時代を過ごした仲間と見れるというのは本当に素晴らしい思い出になると思います。

スタジアム:
これは実際息子の代にいったところですが、具体的には、Met Life Fieldに行ったそうです。
残念ながら、またしても、息子は行きませんでしたので、実際に何をしたのかはわかりません。
ただ、おそらくスタジアムツアーで、プロ選手たちが実際に使っているロッカールームやVIPルームに入ったり、スタジアムの大画面に自分たちのライブ映像を流してもらったり、ショーをやったりということだったのだと思います。想像ですが。

卒業旅行に関して、息子が行かなかったのは残念でしたが、僕なりに納得して欠席としました。

卒業旅行を欠席した理由
(1)行き先が分からなかった
主催はPTAということで、僕も一回だけPTAの会議に参加しました。
この学区域は少なくとも数年はこのような慣行のようですが、本人たちにサプライズを与えるために行き先をいわない、ということでした。
親としては、これはかなり不安でした。
特に、車酔いのする息子が長時間バスに乗ると具合が悪くなって周りに迷惑をかける可能性もありました。
(2)本人がいきたくなかった
本人はそもそも学校の行事には参加しないし、部活動もほぼゼロだったので、友達もほとんどいませんでした。
この旅行は単位とは関係もなかったので、息子としては無理には行きたくないという選択でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
高校の最終学年は何かと忙しいですが、本当の最後の月は、忙しいといってもプレッシャーのあるようなものではありませんでした。

息子の学校では具体的にまとめると以下でした。

アメリカの現地高校 最終学年 最終月のイベントまとめ
・Prom:異性を誘ってカップル(友達同士も多い)で結婚式場のような場所でみんなでおめかしして食事・ダンスをする。
・Pool Day:単位のつくプールというよりリクリエーション的な行事
・Senior Sunset:同級生で夕日を見るというイベント。学年始まりが日の出なので終わりを告げる意味合いがある。
・School Visits:Middle Schoolの先生に挨拶する。
・Senior Picnic:学校内の校庭での屋台イベント的なもの。
・卒業式:高校生活をくくる最後のイベント。本当に帽子を投げます。詳しくは詳細ブログも書いてます。
・卒業旅行:日帰りも多く最後の思い出つくりとしてイベント会場や歴史的な場所で最後の時を同級生と過ごすイベント。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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