アメリカの学校の服装:保護者に配られた注意文書

アメリカの学校

アメリカの高校では、生徒の服装に関するルールが厳格に定められており、適切な服装が求められます。

今回は、ニュージャージー州にあるPARAMUS HIGH SCHOOLで保護者宛に配られた学校の服装の規定(ドレスコード)を紹介します。

公立のハイスクールです。

筆者
筆者

12年生の息子の保護者としてこの文書を受け取りました。

基本的な服装ルール(原文和訳)

生徒の服装は、礼儀正しさ、清潔さ、場に適したものとなるように決められています。

具体的なルールは以下の通りです。

  1. 帽子、ヘッドウェア、サングラス、バンダナ、デューラグ(頭巾)は禁止されています。
  2. 下着や裸のミッドリフが見える服装は認められません。上の服と下の服が接触していることが求められます。座っている時や立っている時もミッドリフが見えないようにしてください。
  3. すべてのトップスは、1インチのストラップが必要で、下着を隠す必要があります。
  4. ストラップレス、背中のない、レーサーバックのトップスは禁止されています。
  5. 透ける服や過度な胸元が見える服は禁止されています。
  6. スカート、ドレス、ショートパンツは太ももの適切な長さでなければなりません。
  7. パンツは意図されたウエストラインで着用する必要があります。特大のパンツは、ズレないようにベルトで留める必要があります。ボクサーショーツや下着は見えないようにしてください。
  8. 不適切なパジャマパンツや寝間着は、指定されたパジャマデー(スピリットウィークなど)を除いて禁止されています。
  9. 麻薬やアルコールの使用、言語、武器、暴力に関連するプリントや画像がある服装は禁止されています。
  10. ギャング関連と解釈される可能性のある服装やアクセサリーは禁止されています。
  11. 性行為を参照している服装や性的な暗示がある服装は禁止されています。
  12. 人を軽蔑したり、品位を下げたり、攻撃的な表現や暴力を参照する服装は禁止されています。
  13. ショートパンツ、スカート、スウェットパンツのお尻部分に文字があるものは許可されません。

違反について(原文和訳)

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生徒は、教職員や管理者がドレスコードの遵守を求める際に、丁寧に協力することが期待されています。

ドレスコードに従わない生徒は、規律処分の対象となり、保護者への連絡、放課後の拘束、校内停学、校外停学などが課せられることがあります。

また、違反があった場合、服を着替えるように求められたり、Tシャツやショーツが支給されることがあります。

違反した場合の処罰(原文和訳)

違反の対応は以下の通りです。

初回違反:
警告、保護者への連絡、放課後の拘束、服の着替えが必要

2回目の違反:
生徒が帰宅して服を着替えるか、保護者が新しい服を持って学校に来る必要があります。また、放課後の拘束が課せられます。

3回目以降の違反:
停学処分となります。

ポジティブで健全な学習環境は、生徒、教職員、保護者、来訪者が快適に感じる場であり、教育と学習に集中できる場所です。

適切な服装をしていない生徒は、教職員から管理者のオフィスに送られることがあります。

これらのドレスコードは、アメリカの高校における典型的な例であり、文化や習慣の違いから日本の高校とは異なる点があることが分かります。

しかし、いずれの国でも共通して言えることは、教育環境に適した服装が求められることです。

アメリカの高校生活においても、これらの校則を理解し、遵守することが大切です。

保護者としての感想とまとめ

上記までは、実際に保護者宛に配られた服装の注意を喚起する文書の翻訳になります。

全体的にカジュアル

日本でも公立高校では服装が自由だと思います。

ですが、日本でスウェットパンツなどで通学する生徒はいないのではないでしょうか?

僕の住んでいるニュージャージー州のParamusというところが田舎的なところがあるからかもしれませんが、、、

筆者
筆者

結構スウェットパンツの子が多いです。

服装ルールでも記載されているように、パジャマで来ている子もいるようです。

髪型は自由

ここでは服装が書かれていますが、髪型に関してはとくに規制はないと思います。

日本の公立高校でも髪型などにわざわざ規則を作っていないところもあると思います。

アメリカはいろいろな人種の人があつまるのでもともとの髪の色が違うので、そもそも気にしていないということがあります。

筆者
筆者

僕の息子も茶髪にして学校にいったら、先生から「それいいね!」と言われてました。

まとめ

アメリカの公立学校の服装ルールは極めて基本的なことしか書いていません。

実際は、アメリカの多様性がそのまま反映しているようなところも多く、極端な規制はありません。

以下のようなところは、日本にも通じるものがあると思います。

・帽子などの頭にかぶるものは禁止
・スカートのたけは太ももの適切な長さ

いかがでしたでしょうか?

アメリカにも校則らしきものがあるのだなぁ、と思ってブログで紹介してみました。

もし日本からアメリカの高校への編入を検討されている方は、アメリカの編入時の単位の互換などについての記事も書いておりますので、参考にしていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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