こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。
僕は息子を日本の高校2年になるタイミングでアメリカにつれてきました。
ついに先日2023年6月22日に高校を卒業しました!!
その時の様子をご紹介します。
\ この記事で分かること /
卒業式まで
Lawn Sign
アメリカでは、卒業生がいる家は、一軒家の場合に、フロントヤードにLawn Signというものを立てる習慣があります。
「Lawn Sign」は、アメリカの学校関連のイベントや成果を表現するためにも使用されます。学区の議会選挙、校長選出、あるいは教育政策についての投票などで見られます。また、学校のスポーツチームを支持するためや、学生の成績優秀や卒業を祝う家庭では「Honor Student」や「Class of 2023」等の看板が庭に立てられます。これらの看板は地元コミュニティにおいて、学校や学生の達成を広く共有する視覚的な手段となります。
このSignには、高校の名前と子供の名前が書かれています。
こんな経験はめったにできないので、Lawn Signを買って立ててみました。
価格は20~30ドルくらいだったと思います。
ちなみに、うちのお向かいさんもLawn Signを立てています。
うちのSignと違うのは、お向かいさんはHigh Schoolではなく、Elementary Schoolだからです。
ニュージャージーのうちの近所だと、卒業月である6月くらいから急にいろいろな家の庭先にこのLawn Signを見るようになります。
チケット
チケットについては、以下のメールが学校から以前に送られてきていました。
ということでした。
日時・場所
場所
卒業式の場所は、息子が通っていた地元の公立高校でした。
Paramus High SchoolのFootball Fieldでした。
高校のフットボール場ですね。
以下は、駐車場からグランドに向かう様子です。
アメリカの学校のイベントの際には必ずパトカーが何台か来てくれるのでとても安心です。
ただ、これも学区域によって違います。
フットボールグラウンドは以下のような位置関係でした。
集合時間・席確保時間
式の始まる時間は、6:00PMでした。
生徒は、5:15までに学校にくるように言われていました。
結局息子と一緒に5:15に来て、一旦家に帰ることはせずに席を取りました。
結果的にそれが良かったです。お陰で良い席が取れました。
こんな感じで卒業生を見渡せる良い席が確保できました。
式の流れ
生徒の入場
実際の卒業生の入場の様子です。
フットボールグラウンドの2つの入場口から卒業生たちが入ってきました。
設置してある席に順番に座っていきます。
息子の代の卒業生は、300人いました。
生徒の服装
この服装は、Caps & Gownsというものです。
四角い帽子の上から紐のようなものが垂れ下がっていますが、これがタッセルというものです。
タッセルは、右側に垂らしておいて、卒業したら左側に垂らすというものだそうです。
僕も知らなかったのですが息子と一緒に卒業したアメリカ人から教わりました。
タッセル(紐)は防止のてっぺんにくくりつけます。
実際の卒業生を見てみると、タッセルやキャップに装飾をしている卒業生がチラホラいました。
僕の中で一番面白かったのは、帽子の上がジオラマになっている人です。
小さな牧場の模型が帽子の上に飾られていました。
残念ながら写真は撮れなかったのですが、非常に面白かったです。
参加者の服装
実際の観客席の様子です。
参加者は、保護者やその家族や親戚などが中心です。
見てわかるように、いろいろな服装です。
上下スーツの人は一人だけ見ましたが、その人だけでした。
式の始まり
生徒の入場が終わったら、他のアメリカの式典でも同じですが、まずアメリカの国旗に対して「忠誠の誓い」を全員で起立して唱えます。
・アメリカの国旗に向かって起立する
・右手を左胸の前に当てる
・忠誠の誓いの文章を唱える
先日、成績優秀者の授賞式があったのですが、その時も同じでした。
この授賞式の様子は、こちらの記事にしております。
ちなみに、この忠誠の誓いは、アメリカの学校では毎朝、生徒全員が唱えます。
その後、国家斉唱がありました。
ここは日本の学校で君が代が流れるようなイメージです。
スピーチ・歌
続いて、スピーチが行われました。
生徒会長さん、成績優秀者、校長先生などが順番にスピーチをしていました。
”皆さんの周りには、情報が溢れています。YouTubeやTickTockをしょっちゅう見ていると思います。それは構わないのですが、自分が今何に集中しなければならないのか、を忘れないようにしてください。これらのツールであっという間に時間が奪われて、自分がやりたかったことを忘れてしまうこともあります。”
確かにそうだな、と思いながら聞いていました。
本当はもっともっと長かったのですが、覚えていた文章はこれくらいです。
”僕たちの高校生活の二年間はコロナの影響を大きく受けた。これを一緒に乗り越えた仲間としていつあでも気軽にお互い気軽に会いたいし、この場所に戻ってこよう。
また、忘れてはいけないのは、同級生の◯◯さんのことだ。
彼女の魂もいつまでも僕たちと一緒にある。”
これも本当はもっと長かったのですが、忘れてしまいました。
どうやら卒業生の一人はコロナの最中に亡くなってしまったようです。
その後に、マーチング・バンドに卒業生の何人かが参加して、演奏したり、歌を順番に歌ったりしていました。
歌は一曲なのですが、順番に何人も歌えるように工夫をしていました。
卒業証書授与
300人の生徒全員をフルネームで一人ひとり呼びます。
名前が呼ばれたら、矢印の方向に進み出て校長先生と握手して卒業証書をもらいます。
帽子投げ(cap toss, turf toss)
卒業式のクライマックスはなんといっても、最後に帽子を投げるシーンです。
校長先生が、「これで皆さんは高校を卒業です。おめでとう!」というと、一斉に生徒たちがかぶっていた帽子を投げます。
僕は、帰国子女の存在を知ったのが、中学生のときでした。
あれから、35年の時を経て、息子が帰国子女となり、アメリカの高校を卒業した、という瞬間でした。
内側から込み上げるものがありました。
四角い帽子を投げている卒業生の拡大写真ですが、なかなか見づらいですよね。
式の終了
帽子投げとともに式は修了となり、会場は騒然となります。
フィールドの中に参列者も入ってきて、生徒同士や親御さんも入れて写真をとったり、自由な感じで最後の時間を楽しみます。
卒業旅行
卒業式の日に、PTAによる、卒業旅行が企画されていました。
・卒業式直後に開催
・旅行といっても、夜に集合して、翌朝(午前3時ころ解散)
・毎年行っている
・親にも生徒にも行先は内緒(これは結構珍しいと思います。)
・ほぼ強制といいながら寄付が、一人あたり295ドル
息子は参加しなかったのですが、この親の企画会議には一回だけ顔を出してみました。
後からどこに行ったのか確認してみたら、
だったそうです。
過去は、バスでフィラデルフィアまで行ったりということもあったそうですが、今年は近場(高校から20分程度)にしたということだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アメリカの高校の卒業式についてまとめると以下です。
・式に向けて庭先にLawn Signをたてる
・卒業式は、夕方で屋外グランド
・卒業生は、キャップ、キャップに垂らすタッセル、ガウンという服装
・参列者の格好は少しだけフォーマル(スーツの人はほぼ皆無)
・卒業生は300人ほど
・宣誓の誓い、国家斉唱、スピーチ、バンド演奏、卒業証書授与、帽子投げという流れ
・6時にはじまり、卒業式が終わって写真を取りまくって帰るまで大体2時間程度
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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