こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。
僕は息子を日本の高校2年になるタイミングでアメリカにつれてきました。
今月でいよいよ現地の高校を卒業します。
これから帰国して、
私立文系大学を帰国子女枠で受験するつもりです。
帰国子女枠で大学受験を目指すことにした経緯はこちらにまとめております。
先日地元の現地校に通う日本人の親御さんたちから、こんな質問を受けました。
うちの子は、来年現地校卒業なのですが、日本の大学の帰国子女枠で受験するにはTOEFLと英検とどちらを選んだ方が良いのでしょうか?
この記事ではそれについての回答した内容をまとめてみました。
\ この記事で分かること /
結論はTOEFL
結論としては、TOEFLに絞り込みました。
もし両方をやろうとしている人がいたらお伝えしたいことがあります。
英検準1級、TOEFL60-90くらいを目指しているのであれば、
どちらか一つに絞り込んだ方が勉強の効率が良いです。
息子自身は、約1年前の2022年6月くらいにTOEFLに絞り込むということでいろいろなことがスッキリしました。
絞り込むとスッキリする
TOEFLに絞り込むことでその後の勉強がスッキリしました。
決断をしたのは、2022年の6月です。
その結果実行したことは以下です。
1.英検関連の参考書を捨てた
2.英検対策が得意な家庭教師さんとの契約をやめた
3.TOEFL対策のオンライン塾と契約した
4.数値目標を設定した
英検関連の参考書を捨てた
捨てました。
新品でも捨てました。
正確に言うと、新品は、マンハッタンにあるBookoffに売りました。
感覚的には日本よりも高値で売れます。
英検対策が得意な家庭教師さんとの契約をやめた
2021年4月から1年以上お世話になっている家庭教師さんとの契約をこの段階でやめることは少し悩みました。
私は英検対策はできるんですけど、TOEFLは教えたことがあまりないんですよね。。。
全然対策が違いますし
この家庭教師さんの「全然対策が違う」発言で、契約をやめることにしました。
TOEFL対策のオンライン塾と契約した
新しい家庭教師さんをニュージャージーで探しても良かったのですが、以下の理由でオンラインの先生にお願いすることにしました。
・家庭教師とはいえ、家に人を招き入れるのは気苦労が多い(妻の)
・オンラインだと、日本からのサポートが受けられるので、先生の選択肢が広がる
・物価の差があり、日本からのサポートの方が割安
オンラインの日本の塾で、TOEFL専門の先生に対策をしてもらうようにしました。
数値目標を設定した
非常にざっくりですが、以下はオンラインのTOEFL専門の先生に設定いただいたものです。
2022年 秋 60
2022年 冬 70
2023年 春 80
ちなみに、現在この目標に対しては、秋目標は達成しました。
その後は、2023年の6月に要約冬の目標である70をクリアしました。
春までに80にはなりませんでしたが、72になりました。
このまま72で帰国子女受験をトライしようと思っています。
点数はさておき、本人の感触として卒業式を前にして、英語の理解は深まってきたようです。
学校の授業は、大体わかるようになってきたよ。
といっているので、このまま英語力を維持してほしいです。
TOEFLと英検の比較
帰国子女の大学受験で英検を聞いてくるところは、大体準1級以上、を要求してきます。
本人と一緒にTOEFLと英検準1級の比較をしてみると以下のようなものでした。
内容的な比較
TOEFL | 英検 | |
リーディング | 基本的にアメリカの大学の授業についていけるのかを聞いてくる。 アカデミックな内容を聞いてきてくる。 例)宇宙、地学、気象、考古学、生物など 専門用語が非常い。 | 単語の単独問題がある。2級より準1級の方が遥かに難しい。 |
リスィニング | 非常に長い。 | 短い問題がたくさんでる。 |
ライティング | リスィニングとリーディングができないとそもそも書けない。 300文字以上を求められる。 | 文字数は、150文字程度 |
ここまで聞くと、圧倒的にTOEFLの方が敷居が高そうに見えます。
使い勝手の比較
使い勝手の比較をしてみると以下です。
まずは、帰国子女枠での大学の採用状況です(2023年6月調査時点)。
以下はGMARCHの帰国子女の受け入れを実施している大学学部から調査しました。
TOEFL | 英検 | |
学習院 法学部 | ◯ | △ 「英語力を証明する書類」に該当する可能性あり |
学習院 経済学部 | ◯ | ☓ |
明治 法学部 | ◯ 61点以上 | ☓ |
青山学院 法学部 | ◯ 79点以上 | 準1級 |
青山学院 国際政治経済学部 | ◯ 79点以上 | 1級 |
青山学院 理工学部 | ◯ | ☓ |
立教大学 経営学部 | ◯ 72点以上 | ◯ スコア2,300点以上 |
中央大学 経済学部 | ◯ 61点以上 | ◯ 2,200以上 |
法政大学 文・経営・デザイン工・理工・生命科学部 | ◯ | ☓ |
これを見ると、たしかに、TOEFLの方が、帰国子女での出願の間口が広くなることがわかります。
また、以下のような違いもあります。
TOEFL | 英検 | |
実施回数 | 毎日実施 いつでも条件可能 | 年三回 |
二次試験有無 | なし | あり |
タイプ | スコア型 | 合否型 |
受験会場 | あらゆる場所が会場 | 指定場所 アメリカ東海岸だと ニュージャージー州 Ramsey |
受験料 | $255 | $110 |
その他 | ・アメリカの大学に入るために使える ・何回も気軽にチャレンジできるので精神的に楽 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これはあくまで我が家の選択ですが、以下の理由で英検は完全にやめてTOEFLに絞り込みました。
1.受け入れてくれる大学学部が英検よりも多い
2.何回も受けられるので精神的に楽
以下のような記事も書いておりますので、もしご興味ある方はご覧いただければと思います。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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