小6を現地校に入れ、補習校に行かせなかった理由と結果

アメリカの学校

こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。

僕は日本企業からの駐在員としてアメリカに住んでおります。

息子が日本の小6になるタイミングでアメリカにつれてきました。

英語の準備がゼロの状態で現地校に入れ、約2年半後に帰国し、東京の公立中学校の中2の二学期から編入しました。

渡米したタイミングで補習校に入れようと思ったのですが、結果的には行かせませんでした。

これについて記事にしてみました。

\ この記事で分かること /

・(理由)英語ゼロの小6の息子をどうして補習校に入れなかったのか
・(結果)補習校に入れなかった結果、今日本の中学でどういう成績なのか

補習校に行かないという決断

ミネソタ州のGrand Maraisからスペリオル湖を臨む筆者

息子が小6に来るタイミングで僕が駐在しているアメリカに連れてきました。

渡米する前から息子に言い聞かせてきたことがあります。

筆者
筆者

アメリカでの生活は長い人生の中のたった1、2年のこと。
いるだけで良い経験になるから無理しないで楽しもう!

良い経験というのが目的なので、そのためにすることは、「できるだけアメリカを体験した」と思えるようにすることです。

具体的には、

日本人学校ではなく、現地校に通い続けるられること

これを第一優先にしました。

なので、補習校に行かないという理由は我が家ではかなり明確でした。

補習校に行かない理由
補習校に通うと土曜日が潰れてしまう。
宿題や行事があると、親子ともに疲れる。
その結果、アメリカ生活に支障をきたす。

補習校に行かせたい気持ちはあった

実は結論がすぐ出たわけではありませんでした。

ぼくの友達で自分の息子と同じくらいの年の子をアメリカに連れてきたひとがいます。

彼から息子さんを補習校に通わせて良かったという話を聞いていました。

駐在員の同僚の子どもたちも補習校に通う子の方が多いです。

補習校に通わせる理由を聞くと

補習校に子供を通わせる理由
・日本の勉強についていくため
・日本語を忘れないため
・友達を作るため

実際に僕の友人の子供は帰国したあとに、進学校に入り、最終的には大学も早慶クラスに行きました。

ぼくの友人のアドバイスとしては、

土曜日が潰れるし、宿題も多いし大変だけど、補習校での友達もできるし、最終的には補習校に行くのも楽しみになっていったよ。
渡米する前からこのような情報を聞いていたので、なんの疑いもなく補習校に息子を入れようとしていました。
補習校は、幸いにも家のすぐ近くのところにあり、面接も受けて手続きもしたのですが、入学の直前になって行くのをやめました。

それは淡々と手続きを横目に見ていた妻が口をはさんできたのです。

妻

現地校だけで精一杯で、補習校なんて無理よ。

勉強なんてついていけなくたっていいぢゃない。

その後、よく話し合って、僕も納得して、補習校は断念しました。

今思うと、最善の決断だったと思います。

妻が予想したとおり、息子が渡米してからの最初の年は涙なしには語れない、大変な一年でした。

最初の一年の死闘(笑)については、こちらの記事にまとめてあります。

補習校に”行けない”我が家の事情

この結論はあくまで我が家の結論です。家庭によって事情は様々だと思います。

我が家の事情を披露させていただきます。

手続きを踏みとどまった理由は以下です。

補習校に行けない我が家の事情
・現地校だけで息子は心身ともに限界
・無理をすると最悪帰国せざるを得ない

ぼくの息子がアメリカに来たときの状態は以下のような感じでした。

渡米時の息子の状態
・英語が全くゼロの状態でアメリカに来て、現地校に入る。
・乗り物酔いがひどく、日本でもバスが乗れないので遠足は欠席するほど。
・食べられるものが少なく、匂いにもとても敏感で、すぐに具合が悪くなる。
・日本での学校の成績もそれほど良くない。
・すぐに体調を崩し学校を休みがちになる。

このような状態で補習校に入ったら、と思うと、ぞっとします。

確実に、具合が悪くなっていたと思います。

妻のいうとおり、高望みするのではなく、まずは現地校最優先でいくことにしました。

補習校に行かなかった結果、全く問題なかった

東京都世田谷区三軒茶屋の書店にて

補習校に行かずに2年半アメリカで現地校に通い、6th Gradeと7th Gradeを修了しました。

そして日本に本帰国し中2の二学期から東京の公立中学に編入しました。

中2の二学期の成績ですが、以下のようなものでした。

学年順位3教科5教科
中間テスト上位18%上位42%
期末テスト上位11%上位12%
中2息子 2学期のテストの学年順位

中間テストの5教科では、理科と社会が予想通り最初の中間テストでは苦戦しましたが、勉強のやり方をつかみ期末テストは計画的に準備したおかげで点数は採れました。

この成績に親である僕は満足しているので、

筆者
筆者

補習校は行かなくてよかった!

という感じです。

補習校のかわりにやったことに関しては、こちらの記事の「日本の勉強が遅れるのでは?」の章で詳しく記載しておりますので、よろしければ御覧ください。

補習校に行かなくて得られた勉強以外のメリット

ニュージャージー州のPatersonにあるLambert Castleにて、お城に入っていく息子

補習校にいかなくて得られたことは、何と言っても

・心と身体が健康でいられたこと
・親の負担が減り余裕ができたこと

です。これによって、いろいろなことがゆったりとでき、本当にアメリカ生活が楽しかったということです。

今のところ日本での学校の成績も良いので、本当に良かったと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このブログでは、ぼく自身が小6でアメリカに来た息子を補習校に行かせなかった経緯について書きました。

どのように悩んだのか、結果として2年半後に日本に帰国してからどうなったかを書いてみました。

補習校に行かせなかった理由
・現地校にいくことが最優先だった。
・補習校にいくことで心身ともに疲弊し、体調を崩して早期に帰国ということは避けたかった。
2年半後に帰国した結果
・期末テストは、3教科で学年トップ11%、5教科でも上位12%
補習校に行かなくてよかったこと
・アメリカにいる間は心身ともに健康だったこと
・アメリカ生活を楽しめたこと

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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