アメリカの一軒家 バックヤードでの焚火はやっていい?

アメリカ生活

こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。

僕のように東京でずっとマンションに住んでいた人が、アメリカの一軒家に住んでみるといろいろやりたくなります。

バックヤードでの焚火

もその一つかと思います。

\ この記事で分かること /

・アメリカでのバックヤードの焚火は規制上やっていいのか?
・その根拠はなにか?

焚火を始める前にまず重要な確認事項は、

そもそもバックヤードで焚火はやっていいの?

ということです。

いきなり結論ですが、

アメリカのニュージャージー州のいわゆる一軒家のバックヤードでの焚火は問題ないです。
(2022年8月14日現在)

なので僕は焚火を楽しんでます!

一軒家での焚き火の手順に関してはこちらの記事にまとめております。

但し、アメリカの規則は非常に厳しいです。

知らなかったとか、法律が分かりにくい、とか全く通用しません。

この記事では、僕が実際に調べた方法をご紹介したいと思います。

Googleでの検索

キーワード検索も英語だと中々難しいのも事実です。

「焚火=bonfire」、と思って検索キーワードに入れてみました。

・一軒家のバックヤード = backyard
・焚火 = bonfire
・規制 = rule
・ニュージャージー州 = NJ 

検索結果は以下です。(2022年8月14日現在。)

The location for open burning shall not be less than 50 feet (15 240 mm) from any structure, and provisions shall be made to prevent the fire from spreading to within 50 feet (15 240 mm) of any structure. Exceptions: 1. Fires in approved containers that are not less than 15 feet (4572 mm) from a structure.

と書いてあります。

ここにそもそも、「open burning」という単語が出てきますが、一軒家でやるようなバックヤードの焚火のことをいっているのかちょっとわかりません。

リンク先のPDFを開いてみます。

焚火という言葉の定義

このPDFを開くと、最初に定義(Definition)が出てきます。

Bonfiresの定義について
Bonfireには、Open Burning とRecreational Fireの二種類がある。
一軒家のバックヤードでやるような焚火は、Recreational Fire(いわゆる焚火)に該当する。

ということが分かります。

Recreational Fire(いわゆる焚火)の文書では、

Recreational Fire(いわゆる焚火)
・大きさ>直径91.4cm 高さ61cm 以内
・焼却炉などではないこと
・ごみを燃やすのではなく、焚火を純粋に楽しむこと、宗教や儀式、調理、暖を取るといったこと

と定義されています。

Recreational Fire(いわゆる焚火)は、勝手にやっていいのか?

このPDFを読み進めていくと以下の項目があります。

先ほどの定義で、Open BurningとRecreational Fireを分けていたのに、Open Burningの中にRecreational Fireが入っているような表現でわかりにくいです。

ここでいっているOpen burningは、固有名詞としての「Oepn Burning」ではなく、広く「火を外で焼くこと」という意味だと思います。

とすると、

Recreational Fire(いわゆる焚火)は、事前に消防局(the fire official)に許可なく行うことができる。
と記載されていることになります。
つまり、Recreational Fire(いわゆる焚火)は勝手にやっていい。

ただ、何でもかんでも許されるわけではなさそうです。

Recreational Fire(いわゆる焚火)の許容範囲

さらに読み進めていくと以下の文章があります。

この文章では、以下のことをいっています。

Recreational Fire(いわゆる焚火)は、
・可燃材がある場所から7.62 m以内では行わないこと
・許可済みの器具の中で焚火をする場合には、建造物から4.562m以内では行わないこと

焚火から目を離してもいいのか?

これについても、先ほどのPDFを読み進めていくと、以下の文章が出てきます。

この文章では、以下のことをいっています。

・焚火は、火が消えるまで目を離さないこと。
・規格に準拠した消火器もしくは消化用の砂や水などがすぐに使えるようにしておくこと。

New Jerseyの山火事情報

もともと、このような規制は山火事を起こさないという意味もあります。

これに関しては、

NJ Fire Danger Dashboard

というページがありました。

NJDEP | New Jersey Forest Fire Service | Conditions / Restrictions Dashboard
Since 1906 the New Jersey Forest Fire Service has been the agency responsible for protecting life, property, as well as ...

このサイトでは、以下の情報が一目でわかります。

1.NJの北部、中部、南部別の火事の発生危険度
2.現在の規制の状況
3.カウンティごとのレポート表示(火事危険度と規制)
4.カウンティ別の危険度マップ
5.情報パネル(焚火の規制の定義など)

ちなみに、これを調べている2022年8月14日のDashboardは以下のようになっていました。

左の方に、「Northern NJ」とあります。これが僕の住んでいるBergainカウンティが含まれる地域ですが、ここでは、

「No Campfire Restrictions in effect Agricultural burning is allowed」とあります。

つまり、

現在は、キャンプファイヤの規制はない

ということです。

まとめ

というわけで、バックヤードで焚火をしても規制上問題ないということがわかりました。

いわゆる焚火が問題なくできる条件(2022年8月14日現在)
・専用の焚火器具で行う
・ごみを焼かない
・火の大きさは直径91.4cm 高さ61cm 以内
・建物から、約4.6m以上離れたところでやる

専用の焚火器具などについては、こちらの記事でどのように見つけたかを記載していますので、興味のある方は読んでいただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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