こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。
僕は息子を日本の高校2年になるタイミングの春にアメリカにつれてきました。
2023年の7月に、ついに日本の大学受験のために帰国しました。
\ この記事で分かること /
受験要項に関しては、各大学の受験要項をしっかり見ることをおすすめしますが、この記事ではざっくり概要を知りたい人向けにまとめをしてみました。
帰国子女枠で大学受験を目指すことにした経緯はこちらにまとめております。
帰国子女受入状況
以下は、2024年度の文系学部のGMARCHの受け入れ学部です。
法 | 経済 | 文 | 国際 政経 | 経営 | |
学習院 | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ー |
明治 | ◯ | ー | ー | ー | ー |
青山学院 | ◯ | ー | ◯ | ◯ | ー |
立教 | ー | ー | ー | ー | ◯ |
中央 | ー | ◯ | ー | ー | ー |
法政 | ー | ー | ◯ | ー | ◯ |
学習院と青山学院は、受入学部が多いことがわかります。
学部でいうと、法学部と文学部の受入が多いです。
帰国子女は、学校によって定義が少しことなります。
つまり上記の表で受け入れられているといっても、帰国子女の条件にあっていなければ受験ができるわけではないのです。
帰国子女の条件
以下は、2024年度の文系学部のGMARCHの各校が出している帰国子女の条件の概要です。
<海外高校卒業生>
・最終学年を含む連続2~3年の海外の高校在籍
・最終学年+海外中高の通算3~5年の在籍
・帰国後1年以内の受験
・海外高校卒業もくしくは国際バカロレア資格
・海外大学の受験資格保持者
<日本の高校卒業生>
・海外中高を連続して2~3学年在籍
・海外中高を通算で3~5学年在籍
・海外における国家統一試験や語学検定試験のスコア
<共通>
・TOEFLスコア 79以上(青山・法、青山・国際政経)
・TOERLスコア 72以上(立教)
・TOEFLスコア 61以上(明治)
うちの息子は、高1の終わりに渡米したので、現地高校卒業まで2年4ヶ月滞在していました。
実は、我が家は、最初は一年間だけ米国に滞在しようと思っていました。
その後は、通っていた日本の私立高校に戻って大学受験をしようと考えていました。
しかし、現地校に1年いるのと、2年いるのでは大学受験の際の条件の差があまりに大きいことに気づき、卒業までいることにしました。
これについては、こちらの記事で詳しく記載しておりますので、参考にしていただければと思います。
ちなみに、我が家では帰国子女を以下のように考えて過ごしていました。
・海外滞在期間 2年以上
・帰国から受験までの期間 1年以内
必要書類
以下は、2024年度の文系学部のGMARCHの各校が出している帰国子女の必要書類の概要です。
・志願票
・志望理由書
・自己アピール(中央)
・外国の学校が発行する卒業証明書
・外国の学校が発行する成績証明書
・外国学校の在籍期間証明書
・日本の高校の調査書(在籍していた場合)
・TOEFLスコア※
・SATスコア※(アメリカの場合)
※これらのスコアは、テスト機関から大学への直送になります。テストの申込の際に大学を選ぶことができます。息子の場合は、受験しそうな大学をすべてTOEFL受験時に送付設定していました。
TOEFLの場合、後から送付先を追加すると追加費用がかかります。
GMARCHでSATを必須で要求してくるところはありません。
ちなみに息子は、アメリカに来たばかりのときは英検の準一級を目指していました。
しかし途中からTOEFLにしぼり込みました。
その経緯や理由についてはこちらの記事を参考にしていただければと思います。
受験科目
以下は、2024年度の文系学部のGMARCHの各校が出している帰国子女の受験科目の概要です。
大学学部名 | 小論文 | 面接 | 外国語 | 日本語 現代文 | 古典 | プレゼン |
学習院 法 | ◯ | ◯ | ー | ー | ー | ー |
学習院 経済 | ー | ◯ | ◯ | ー | ー | ー |
学習院 文 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ー |
明治 法 | ◯ | ◯ | ー | ー | ー | ◯ |
青山 文 | ー | ◯ | ー | ◯ | ◯ | ー |
青山 法・国際 | ◯ | ◯ | ー | ー | ー | ー |
立教 経営 | ◯ | ◯ | ー | ー | ー | ー |
中央 経済 | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ー | ー |
法政 文・経営 | ◯ | ◯ | ー | ー | ー | ー |
受験科目の少なさでいうと、学習院・法、学習院・経済、青山・法・国際、立教・経営、法政・文・経営が小論文と面接だけということになります。
帰国子女なので、英語はあまり苦にならないという意味でいうと、学習院・経済は、面接と外国語試験だけで小論文がありません。小論文も現代文も無い大学学部としてはGMARCH無い唯一です。
ちょっと変わっているのが、明治の法学部にプレゼンテーションがあるということです。
ちなみに、息子はこれが理由で選択肢から外しました。
日程
以下は、2024年度の文系学部のGMARCHの各校が出している帰国子女の受験日程の概要です。
7月 前半 | 7月 後半 | 8月 前半 | 8月 後半 | 9月 前半 | 9月 後半 | 10月 前半 | 10月 後半 | 11月 前半 | 11月 後半 | 12月 前半 | |
学習院 | 出願 | 1次 合否発表 | 2次 試験 | 合否 発表 | |||||||
明治 | 出願 | 1次 合否 発表 | 2次 試験 | 合否 発表 | |||||||
青山 文・法 | 出願 | 試験 | 合否 発表 | ||||||||
青山 国際政経 | 出願 | 1次 合否 発表 | 2次 試験 | 合否 発表 | |||||||
立教 経営 | 出願 | 出願 | 1次 試験& 合否 発表 | 2次 試験 | 合否 発表 | ||||||
中央 経済 | 出願 | 試験 | 合否 発表 | ||||||||
法政 文・経営 | 出願 | 出願 | 1次 合否 発表 | 2次 試験 | 合否 発表 |
出願が早いのは法政・文・経営になりますが、合格が早くでるのは、学習院、明治、法政で10月前半には結果がでます。
息子の選択
ご興味あるかわかりませんが、息子はGMARCHでは以下を受験予定です。
・学習院・法
・中央・経済
・法政・経営
上記の大学を選んだ理由は、
・2年の海外滞在で受けられる
というものです。
ちなみに、立教大学は、3年以上の海外滞在期間が帰国子女の条件なので息子の場合は受験ができません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると以下のような状況です。
<受入状況>
・GMARCHすべてが受入を行っている。
・学部だと、法学部・文学部の受入が多い。
・大学だと、学習院・青山学院が受入学部数が多い。
<帰国子女の条件>
・概ね海外滞在2年で帰国後1年以内
・ただし、大学によって滞在期間を長く要求するところもある(立教など)
<必要書類>
・成績証明などは必要
・TOEFLスコアを聞かれることも
<受験科目>
・科目数が少ないのは、学習院・法、青山・法、青山・国際、法政・経営
<日程>
・全体では7月から12月までが帰国子女の受験スケジュール
・法政・経営が一番早く、立教・経営が一番遅い
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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