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こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。
アメリカでは、日本の学校についていくための補習校には一切いっていません。
なので、日本の受験生たちに正面から戦うことはできません。
ということで、受験戦略としては、科目を絞って戦う、ということに重点をおいてきました。
具体的には、英語と小論文に焦点を当てた受験勉強を続けてきております。
そうなると必然的に受験可能な学部は、文系に絞られます(法学部や経済学部など)。
意外なことに、それでもいろいろな学部を受験できることがわかっていました。
最小科目数で受験できるGMARCH成成明学獨國武についてはこちら
ところが、本人がこんなことを言い出しました。
情報系の大学に行って、将来システムエンジニアになりたい!
というところからリサーチをいたしましたので、同じような悩みを抱える親御さん向け(そんなニッチな要望はあるのか?!)にまとめてみました。
\ この記事で分かること /
・将来システムエンジニアになるための準備になる学部学科がある
・面接と小論文、英語だけで受験ができる
・文系である
・数学の試験がない
GMARCHだけではなく、都内全般で調べた結果は以下のブログにまとめておりますので、参考にしていただければと思います。
【2023年度帰国子女】文系で数学無しで入れる情報系私大4選(都内)
結論
結論からいうと以下でした。
・中央大学 経済学部経済情報システム学科(英語外部利用方式)
・中央大学 経済学部経済情報システム学科(帰国生)
また、面接の代わりに国語(現代文)にしたパターンで受験できるところは以下でした。
・青山学院大学 社会情報学部(D方式)
・中央大学 国際情報学部(一般)
※以下の情報は、2023年2月時点で入手可能な各大学の入試要項をもとに作成しております。
ここから、実際にGMARCHの大学を一つづつ調べた結果をご報告いたします。
学習院大学
調査の結果、情報系学部学科自体が2023年2月時点では確認できませんでした。
学部として存在するのは以下です。
・法学部
・経済学部
・文学部
・理学部
・国際社会学部
調査対象の同大学のウェブサイトはこちらです。
ちなみに、息子は志望校が二転三転し、結局学習院大学の法学部に帰国子女枠で入学することになりました。
息子が学習院法学部にいくことになった展開についてはこちらの記事をごらんください。
明治大学
調査の結果、以下がシステムエンジニアの道につながる情報系学部学科であることがわかりました。
・理工学部情報科学科
・情報コミュニケーション学部
・総合数理学部
この3つを入試受験科目で比較してみました。
大学 | 学部学科 | 入試科目(一般) | 文系判定 | 最小科目判定 |
明治大学 | 理工学部情報科学科 | 数学・理解・外国語 | ☓ | ☓ |
明治大学 | 総合数理学部 | 数学・外国語 | ☓ | ☓ |
明治大学 | 情報コミュニケーション学部 | 国語・外国語・選択科目※ ※地理歴史、公民、数学 | ○ | ☓ |
文系の情報系学部が存在はしたのですが、残念ながら、
小論文・面接・英語だけで受験できる学部はありませんでした。
この調査は同大学の2023年度入試要項をもとに行っております。
AO入試についても調査しましたが、情報コミュニケーション学部は、編入学・学士入学しか受けつけていないことがわかりました。
それについて触れている同大学のページはこちらです。
青山学院大学
調査の結果、以下がシステムエンジニアの道につながる情報系学部学科であることがわかりました。
・理工学部情報テクノロジー学科
・社会情報学部社会情報学科
この2つを入試受験科目で比較してみました。
大学 | 学部学科 | 入試科目(一般) | 文系判定 | 最小科目判定 |
青山学院大学 | 理工学部情報テクノロジー学科 | 数学・理科・外国語 | ☓ | ☓ |
青山学院大学 | 社会情報学部社会情報学科 | A:国語・外国語・選択※ B:数学・国語・外国語 C:外国語・数学 D:外国語・小論文・選択※※ ※地理歴史、公民 ※※地理歴史、公民、国語(近代以降の文章) | ○ | ☓ |
文系の情報系学部が存在はしたのですが、残念ながら、小論文・面接・英語だけで受験できる学部はありませんでした。
社会情報学部のD方式受験が惜しい!
外国と小論文までは良いのですが、選択科目が入ってきてしまいます。
ただ、このD方式の選択科目は面白いです。
社会だけではなく国語(近代以降の文章)が選べる
というのが特徴です。
この調査は同大学の2023年度入試要項(元情報リンク切れ)をもとに行っております。
一般以外の社会情報学部の選考方式も以下のサイトで調査しました。
・帰国生(元情報リンク切れ)
しかし、該当するものはありませんでした。。
・AO:該当なし
・帰国生:該当なし
青山学院大学に関しては、2023年2月時点で、
2025年度入試予告(残念ながら、これもすでにリンク切れ。。)
たるものが公表されています。
これを見ると、社会情報学部社会情報学科のD方式を使うと、英語・小論文だけで受験が可能です。
息子が受けるのは、2024年度なので、現時点では該当しないことになりますが、新しい入試要項が出たら確認していきたいと思います。
ちなみに、ぼく自身は青学法学部出身です。当時からまわりにはたくさん帰国子女がいました。
立教大学
調査の結果、情報系学部学科自体が2023年2月時点では確認できませんでした。
調査対象の同大学のウェブサイトはこちらです。
学部としては以下が存在していました。
・文学部
・異文化コミュニケーション学部
・経済学部
・経営学部
・理学部
・社会学部
・法学部
・観光学部
・コミュニティ福祉学部
・現代心理学部
・スポーツウェルネス学部
・グローバルリベラルアーツプログラム
社会学部のメディア社会学科が若干システムエンジニア(SE)×文系に近いかと思いましたが、以下の理由で該当無しとしました。
・”メディア”とつくだけあって、ジャーナリズムなどのメディア中心
・グローバル・コミュニケーションに重点
・基礎的な数学科目の欠如
ちなみに、僕の元上司の息子さんが立教大学に通っているのですが、観光学部だそうです。
”観光学”が学部レベルで存在する大学はかなり珍しいそうです。
中央大学
調査の結果、以下がシステムエンジニアの道につながる情報系学部学科であることがわかりました。
・経済学部経済情報システム学科
・理工学部ビジネスデータサイエンス学科
・理工学部情報工学科
・国際情報学部国際情報学科
この4学科を入試受験科目で比較してみました。
理工学部の中では学科が違っても試験科目は同じなので表では一行にしています。
大学 | 学部学科 | 入試科目 | 文系判定 | 最小科目判定 |
中央大学 | 経済学部 経済情報システム学科 | 英外※:国語(漢文除く)・社会※※or数学 ※英語外部試験利用方式 ※※地理歴史・公民 | ○ | ☓ |
中央大学 | 理工学部 ビジネスデータサイエンス学科 情報工学科 | 英外:理科・数学 | ☓ | ☓ |
中央大学 | 国際情報学部 国際情報学科 | 一般:英語・国語(近代以降の文章) 英外:国語(近代以降の文章) | ○ | ☓ |
文系の情報系学部が存在はしたのですが、残念ながら、
小論文・面接・英語だけで受験できる学部はありませんでした。
この調査は同大学の2023年度入試要項をもとに行っております。
中央大学は一般受験の他に特別入試の枠があります。
そこでも調査しました。
大学 | 学部学科 | 入試科目 | 文系判定 | 最低科目判定 |
中央大学 | 経済学部 経済情報システム学科 (帰国生) | 小論文・英語・面接 | ○ | ○ |
中央大学 | 経済学部 経済情報システム学科 (英語外部試験利用) | 小論文・面接 | ○ | ○ |
やっと、小論文と英語と面接だけで入試を受けられるGMARCHの学部が見つかりました!
それは、
中央大学 経済学部 経済情報システム学科です!!
この特別枠については、同大学が発行している、こちらの入試要項をもとにまとめました。
法政大学
調査の結果、以下がシステムエンジニアの道につながる情報系学部学科であることがわかりました。
・情報科学部コンピュータ科学科
・情報科学部ディジタルメディア学科
・デザイン工学部システムデザイン学科
同大学は、こちらの案内で学部が文系か、理系なのかを表にしてくれています。
ということで、法政大学には文系の情報系がそもそも存在しないということがわかりました。
まとめ
そして、面接の代わりに、国語(現代文)で受けられるところは、
・中央大学 国際情報学部
でした。
両学部を表にまとめると以下のような感じです。
大学 | 学部 | 英語 | 小論文 | 面接 | 国語 |
中央大学 | 経済学部経済情報システム学科 | 有 | 有 | 有 | – |
中央大学 | 国際情報学部 | 有 | – | – | 有 |
青山学院大学 | 社会情報学部 | 有 | 有 | – | 有 |
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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