こんにちは、Naruです(プロフィールはこちら)です。
僕は息子を日本の高校2年になるタイミングの春にアメリカにつれてきました。
2023年の7月に、ついに日本の大学受験のために帰国しました。
そして受験校を絞り込みました。
\ この記事で分かること /
システムエンジニアになる夢を描いて
どのような大学/学部を出願したか
受験する大学・学部
いろいろ検討した結果、以下を受験することに決めました。
大学 | 学部 | 情報系? | 志望順位 | 志望理由 |
慶応大学 | 環境情報学部 | ◯ | 1 | 記念受験的存在。 |
学習院大学 | 法学部 | ー | 4 | GMARCHで帰国子女枠がある |
中央大学 | 経済学部 情報システム学科 | ◯ | 2 | 本命。 GMARCHで文系の情報系学部がある。 |
法政大学 | 経営学部 | ー | 3 | GMARCHで帰国子女枠がある。 |
東洋大学 | 総合情報学部 | ◯ | 5 | ランクは落ちるが、文系の情報系学部がある。 |
武蔵野大学 | システムサイエンス学部 | ◯ | 6 | ランクは落ちるが、文系の情報系学部がある。 |
受験生の概要
アメリカにいても、日本の大学生や社会人のゲームチームに参加し、ひたすらゲームをしていました。
そんな僕ですが僕の概要はこんな感じです。
高校1年(日本):都内の私立高校に通っていましたが、Aがほとんど無いような状態でお世辞にもよい成績ではありませんでした。
高校2年(アメリカ):意外なことにほとんどがAで、英語でついていくのが難しい科目で少しBがあったという状態でした。
高校3年(アメリカ):オールA。ただしAの中には、Aプラス、A、Aマイナス、というものがあります。すべてがAプラスではありませんでした。
学校のクラブ活動・課外活動・表彰
・残念ながら、願書への提出資料として書けるようなものはありません。
・アメリカの高校の課外活動で週一回の地域のボランティア活動には参加していました。
・ESLの成績優秀者で二年連続表彰されたことがほぼ唯一の成果だったかと思います。
英語のレベル
・TOEFL 72
上記の大学を受けるには決して高いことは思っていませんが、来た当時は、39でしたので、大きく進歩したと思っています。
芸後に関して、英検ではなくTOEFLに絞り込んだ経緯は、以下の記事で詳細をまとめております。
受験校選択の背景
もともと息子はアメリカに来てから以下のような方向性でした。
当初の計画(高校2年時)
・文系
・できるだけ少ない科目で受験できる大学をうける
・帰国子女枠
このような方向性だったために、以下のような研究をしていました。
【2023年度帰国子女】最低限の科目で受験できる早慶上GMARCH学部学科まとめ(2022年7月末版)
【2023年度文系帰国子女】最小科目受験できるGMARCH成成明学獨國武
当初の計画の修正(高校3年時)
ところが、アメリカの高3になってから、
父さん、
僕、将来システムエンジニアになりたいんだよね。
といってきました。
将来の夢がはっきりしてきたことは喜ばしいのですが、
・文系で
・最低限の受験科目に絞っているのに
この期に及んで、理系ですか?数学はどうするの?
ということになりました。
で結果的には、以下のような調査をすることになりました。
【2023年度帰国子女】文系で数学無しで入れる情報系私大4選(都内)
最終的な受験校の決定(高校卒業直前)
ところが、日本の社会の現実も同時に見えて来ました。
学歴とキャリアの現実
日本における学歴の重要性は、特にキャリア初期において大きな影響を与えます。システムエンジニアの分野でも、学歴が初めの一歩として役立つことがあります。
- 学歴のブランド力:一部の大手企業は、特定の有名大学の出身者を優先して採用する傾向があります。これはいわゆる「学歴フィルター」というもので現実的に2023年現在もしっかりと存在しております。筆者が自分の知り合いの中で、大手企業の採用担当者や採用コンサルタントなどの人たち数人に聞いたヒアリング結果からこれは事実だと言えると思います。
- キャリア初期の影響:新卒採用における学歴の影響は特に大きいです。例えば、NTTデータやアクセンチュアなどの大手IT企業も学歴を重視することがあります。このような企業は学歴フィルターがある一方で、非情報系学部の卒業生にも手厚い教育をしてくれる傾向にあります。これが日本の大手企業の良さでもあります。
キャリアを重ねる中で、学歴の影響は薄れ、実務での実力や人間関係、リーダーシップが前面に出るようになります。特に、10年以上の実務経験がある場合、学歴よりも実績や能力が重視されることが多いです。これは筆者がIT業界に25年以上いることでもわかっており、息子には何度も伝えていることでもあります。
日本で働くこととアメリカとの違い
息子とかなり長い期間話し合ったのは、システムエンジニアになる場合に、
日本にある企業とアメリカにある企業では採用時の基準が大きく違う
ということです。
非常に極端にいうと以下の表のようになります。
採用基準 | |
日本のIT企業 | 大手になればなるほど、出身学部ではなく出身大学が重要視される。 学歴重視 |
アメリカのIT企業 | 出身学部が情報系でなければそもそも採用されない。 情報系学部必須 |
システムエンジニアになりたいと決まっているのに、それと関係のない勉強はしたくないなぁ。。
日本にある企業でシステムエンジニアになりたいのなら、できるだけ研修の充実している大企業に行ったほうがいいよ。
そのためには、学歴が重要になるから、学部よりも学歴を考えた方がいいよ。
こんな会話が続き、最終的には息子も納得しました。
まとめ
このような背景で選んだ大学は以下のとおりです。
すべて帰国子女枠での受験となります。
とにかく以下の記事で書いているように、受験科目の少ないところだけを選んでおります。
【2023年度】小論文・英語・面接だけで受験できる情報系GMARCH
文系でもシステムエンジニアを目指せる大学
・ 慶応大学環境情報学部:
社会全体の文脈の中でITを学べ、多様な背景を持つ学生との交流が豊富。息子にとっては、記念受験要素が強いです。
・ 中央大学経済学部情報システム科:
ビジネスとITの融合を実践的に学べます。
息子の本命です。学歴もあるGMARCHであり、かつ情報系学部だからです。
・ 東洋大学情報システム学科:
実践的なカリキュラムで、ITの基礎から応用までを幅広く学ぶ。
IT業界に25年いる筆者から見るとカリキュラムは受験する大学のどこよりも実践的です。
・ 武蔵野大学システムデザイン学科:
新設の学部で、実践的なカリキュラムを揃えています。
学歴重視で追加した大学
帰国子女の受験生がシステムエンジニアを目指す上で、ランクの高い大学の文系学部も選択肢として考えられます。
・ 学習院大学法学部:
伝統と格式を兼ね備えた学部で、多方面でのネットワーキングが期待できます。
・ 法政大学経営学部:
ビジネスの基礎を学ぶことができ、将来的にはITとビジネスの融合的な職種を目指すことも可能です。
いかがでしたでしょうか?最後まで読んでいただきありがとうございました。
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